もし明日死ぬとしたら

もし明日死ぬとしたら

貴方は誰と過ごしますか? 

 

友人、恋人、家族、急にそんな事を言われてもわからないと思う人もいるかもしれません。

 

僕はそうでした。この記事のタイトルはたまたま本屋で目に止まった本の表紙のタイトルです。

 

この本を手に取った時、僕はまだ自分の周りにいる大切な人達の存在に気付けていませんでした。

 

飽き性で気分屋、普段ぼーっとしていて興味の無い話は一切聞かない。ある日そんな僕は高校生から仲の良い友人と遊んだ時に、なんかつまらない。そう感じるようになりました。それは突然で、ついこの間遊んだ時は楽しかったのに‥。自分でもそれが何故なのかわかりませんでした。そしてまた次に遊んだ時も楽しくなくて、結論に至りました。

 

僕はこの人に飽きたのかな、と。

つまらないと思われながら遊ばれるのは逆の立場だったら嫌だし、その友人にも失礼だと思い、距離を置くことにしました。

新しい友達を作ろう。そう思い、出会い系のアプリを入れました。それから出会い系を使って色んな人と遊ぶ様になりました。

 

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会う人は年齢も違えば職業も違うし、話も弾んで最初は楽しかったけれど、徐々に虚しさを感じる様になりました。

自分は一体何を求めているのだろう。

次第にアプリを通じて繋がった人達とは疎遠になっていきました。

 

本の主人公も僕と同じで外に外にと出会いを求めて色んな人に会っていました。何か自分にとってのメリットは無いか、と。

その本にでてくる主人公が師匠と呼んで慕っている社長が言った言葉がここ最近は身に染みる様になりました。

 

 

身近にいる人を大切に出来ない人は誰も幸せに出来ない。みんな外に出会いを求めるけれど、一番近くにいる人こそ大切にするべきだ。

 

はっとなりました。借金まみれで心に余裕が無く連絡を返していなかった時に心配してくれた友人。自分がセクシャリティで悩んでいた時に話を聞いて理解して寄り添ってくれた友人。

なんて自分勝手なんだろうと自分が惨めに思えて恥ずかしくて堪らなくなりました。

 

誰かの心配や助けなんて鬱陶しい。1人でも生きていける。そう思っていたけれど、人は1人では生きていけない事に気付かされました。

 

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何かあった時に助けてくれる、力になってくれる、話を聞いて寄り添ってくれる、そんな素敵な人が貴方の周りに居るのなら、その人との関係をどうか大切にして下さい。それはきっと何にも変え難い貴方の財産になります。

 

もし明日死ぬとしたら、

僕は辛い時支えてくれた友人と過ごしたい。

 

さて、貴方は?